CONCEPT コンセプト

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ご挨拶

光融合科学から創生する「命をつなぐ早期診断・予防技術」研究イニシアティブ 命をつなぐ技術コンソーシアム


 命をつなぐ技術コンソーシアムでは、高齢化社会を迎えるにあたり、健康及び医療サービスへのニーズが増加している状況を背景に、基礎研究から実用化までシームレスにつなぐ研究活動により、日本発の革新的な医薬品・検査キット・医療機器あるいは機能性食品等の創出に向けた研究開発を推進しています。
 本コンソーシアムは、以下の3つのミッションを掲げています。

《ミッション1》 実際の早期診断や予防に直結する、生命科学、農学、獣医学分野の研究領域を6つのキーテクノロジーとして設定しました。これらのキーテクノロジーにより、既存の産業分野で企業との共同研究を推進します。
《ミッション2》 既存の産業分野で共同研究を進めるのと並行して、物理学のカテゴリーの中でも異分野との親和性が極めて高い光科学分野における世界最先端の技術をオープンイノベーションのコアテクノロジーとして、生命科学、農学、獣医学分野を基盤的かつ横断的に融合させます。領域横断的な融合分野を総合しシステム化することで、革新的な「命をつなぐ早期診断・予防技術」を提案します。
《ミッション3》 さらに、光融合科学から創生する「命をつなぐ早期診断・予防技術」を、国際標準化して世界に展開することで、新たな市場を創出し、産業構造に大きな変革をもたらします。

 オープンイノベーションの骨格として、分野の異なるキーテクノロジー間の協働・融合を促すコアテクノロジーは、東京農工大が独自開発した「生体関連小分子の無標識検出技術」です。本コンソーシアムにおけるこのコアテクノロジーの役割は、生命科学、農学、獣医学分野の個別キーテクノロジーにおける共同研究に新しい手法を提供するのに留まらず、大学が最先端基礎研究の成果をいち早く市場に送り出すロールモデルとなることです。

 キーテクノロジーとしては、ゲノム情報等を活用した医療を目指す「①エピジェネティクスセンシング」(課題代表者:池袋一典教授)「②生体恒常性破綻で生じる疾患の予測系開発」(課題代表者:渋谷 淳教授)、生活習慣病や認知症の予兆発見を目指す「③オプトリピドミクスと食由来栄養」(課題代表者:木村郁夫特任准教授)、ワクチン開発や薬剤耐性対策を目指す「④光科学に基づく感染症・疾病の未来予測と未然対策」(課題代表者:有江力教授)、AIや情報技術を利用したがん診断を目指す「⑤がん細胞のイメージインフォマティクス」(課題代表者:田中剛教授)、健康志向な農産物生産と創薬・医療技術を目指す「⑥農産物製造と品質評価法の開発」の6つを設定します。
 また、成果を具体的市場に普及するためには、成果の利用方法・評価方法を「国際標準化」して市場を拡大することです。本コンソーシアムでは、一橋大学が「国際標準化」実現のための社会科学的研究(課題代表者:江藤学教授)を担当し、開発した技術を受け入れる市場を生み出します。この社会科学的研究との革新的な協働は、過去の自然科学系の研究開発プロジェクトでは見られない新規性と優位性を持っています。

 本コンソーシアムの活動は、2018年に2研究機関と企業6社でFS(フィージビリティ・スタディ)フェーズとして開始し、FSフェーズではコンソーシアムの制度を整備するとともに、オープンクローズ戦略の基本方針を決定しました。2020年度に本格実施フェーズに移行して、コアテクノロジーの活用先を開拓し、その実施例の収集に努めました。その結果、2021年度には3研究機関と企業37社までコンソーシアムが拡大しました。2022年度からは、コアテクノロジー活用による各キーテクノロジーにおける研究開発を加速し、さらには、個別キーテクノロジー間の交流を促して、コンソーシアムのシナジー効果を創出していきたいと考えています。

 本コンソーシアム事業へのご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

光融合科学から創生する「命をつなぐ早期診断・予防技術」研究イニシアティブ
領域総括
三沢 和彦

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